日景瑠那さん(連合農学研究科生物資源科学専攻1年)が第10回デザイン生命工学研究会にて「学生講演 発表賞」を受賞

掲載日2025.04.04
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連合農学研究科生物資源科学専攻生物分子機能学連合講座1年の日景瑠那さんが、2024年2月9~10日に開催された第10回デザイン生命工学研究会において、「学生講演 発表賞」を受賞しました。
デザイン生命工学研究会は、哺乳類や高等植物の細胞間コミュニケーション、共生微生物?ウイルスとの相互作用を総合的に理解し、in vitroシステムによる生命体シミュレーションの構築?応用を目指しています。さらには産業応用、生命倫理といった社会的側面に関する研究にも着手し、日本における分野の発展に努めることを目的に開催されています。
本賞は、講演の中で優れた発表をした学生に授与されるものです。

発表題目

タンパク質膜挿入に関わる糖脂質MPIaseの真核生物ホモログの同定

受賞者

連合農学研究科生物資源科学専攻生物分子機能学連合講座1年 日景瑠那

研究内容

膜タンパク質が生体膜に挿入する反応には、内膜に存在するMPIaseが必須です。
タンパク質の膜挿入反応は基本的なレベルでは全ての生物に保存されているため、タンパク性の因子がほぼ解析されつくした現在においても、膜挿入機構が解明されていない一連の膜タンパク質は、MPIaseのような非タンパク質性の因子の作用により膜挿入する可能性が考えられます。したがって、高等動植物においても MPIase様の物質が膜挿入反応に関与する可能性が高いです。 本研究では、ヒト由来細胞のミトコンドリアや小胞体からMPIaseホモログを精製したところ、ミトコンドリアと小胞体にはMPIaseホモログが存在し、MPIaseホモログがミトコンドリアや小胞体への選別輸送にも関与していることが判明しました。